プロを目指そう 新社会人


プロとアマでは仕事の取り組み方が違うのです。プロは、先ず仕事を始めるにあたって、「是が非でも成功してやろう。」と考え、そして、成功する為には、どこに乗り越えなければいけない壁があり、どこに解決しなければならない課題があるかをあらゆる可能な手段を動因して探し出して、そして次から次へと積極的にこれを乗り越えて行きます。決して敗北感にはとらわれないのです。

 なぜならば彼らは、一つの課題を解決したときには、必ず、次にチャレンジすべき目標を作り出しているからなのです。


一方、アマチュアは絶えず、

「失敗したらどうしようか」と考えてしまうのです。転んだらどう起きようか、周囲の人になんと言って弁解しようか、と、先ず理屈を考えてから仕事を始めるのです。そして、たえず、彼らの頭の中に浮かぶのは、当の仕事のことではなく、上役の顔だったり、自分の面子だったりします。プロとアマの意識の谷間には意外に大きなものがあるのです。


では、プロとしての心構えはどうあるべきなのか。いろいろな人の意見を聞いてみましょう。

・「仕事はやればやるほど難しい。やっぱり責任感から是非ともやりぬかなければならない。仕事をやることが自分自身を育てていると思うからだ。本気で仕事を始めるようになってから、もののみかた考え方が変わってきたし、ずっと広くなったと思っている。」

・「仕事はリスクやトラブルなどを解決しなければならない課題が押し寄せてくる。結局、苦しいから楽しみがあると言える。」

・「苦しいことがあるとファイトが出る。難関を切り抜けるところによろこびがある。だが、一つ一つを着実に実行し、手に余ることはやらない。ちゃんと計画をもって着実に努力したと思っている。」

・「私は課題があると、どうしたらこれを成し遂げることが出来るかを考える。したがって失敗しそうだなどということは考えないのだ。それよりも、ただ、絶対に成功させたい。そのためにはどうしなければならないのか、ということを考えるだけだ。」

・「社会人にとって最も大切なことは、仕事をやるということ、仕事を成し遂げることに喜びを感じるという、このおおきな報酬を仕事を通して享受することができるようになってはじめてプロと呼ぶことができます。」


ますます大規模化、多様化、複雑化する今日の社会や組織の中にあって本当にプロとなり、真の生きがいをつくるため、大いに努力されるよう希望するしだいです。

自己啓発のすすめ


孔子の論語の中に「学んで思はざれば、即ちくらし、思いて学ばされば即ちあやうし」という言葉があります。

 つまり、人に物事を教えて貰うだけで、自分から積極的に進んで物事を考えてみようとしなかったら自分の理は本当にあきらかとはならないのです。

 また、自分一人で物事を考えてばかりいて、人に物事を教えてもらい、導いて貰わなかったら独断に陥り危険です。


 是非、私たちの座右の銘にしたいものです。

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